知らないと損する成分表示について
皆さんは精力剤を購入するときに原材料や成分についてはどのくらい確認しているでしょうか?
どの原材料が配合されているのか、どのくらいの量が配合されているのか、原材料や成分について知らずにいると悪徳な精力剤を買うことになってしまいますのご注意ください。
原材料や成分がたくさん配合されているのは、損です
精力剤の公式サイトで「20種類以上の成分配合!」「50種類以上の成分配合!」「100種類以上の成分配合!」などの表記を見たことありませんか?近年、このような表記を行うペニス増大系の精力剤が増えているので、それに魅力を感じて購入した方もいるのではないですか?
しかし、良く考えてみてください。精力剤は錠剤やカプセルとして服用する以上、内容量にも限界はありますし、あまりに大きなサイズだと誰も飲みたいとは思いません。そうなると自然と精力剤の内容量は同じようになってくるのです。
精力剤の内容量は多くて600mg程で、平均すると300mg程です。
つまり、300mgの中に100種類もの成分を詰め込んでるということになります。単純計算をすると1つの成分は3mgしか配合されていないことになりますね。
この量で本当に効果があると思いますか?
精力剤に含まれる原材料や成分は医薬品ではありません
もちろんわかっている方も多いとは思いますが、精力剤は医薬品ではありません。
医薬品とは厚生労働省が定めた「医薬品リスト」に掲載してある原材料や成分を使っているものを指し、それ以外のものを非医薬品リストと呼びます。医薬品と定められたものは精力剤には配合することはできません。
医薬品でなくても効果があるというのは、精力剤を使っている方ならわかっていると思いますが、非医薬品は古来からの経験、伝承が今でも伝え続けられているものがほとんどです。医薬品申請がされていないからといって、効果がないと判断し、それを使用しないのは間違いです。
▼医薬品リストの詳細についてはコチラをご覧下さい▼
専ら医薬品として使用される成分本質(原材料)リスト
医薬品でさえ量が少なすぎたら添加物と判断されます
実は医薬品と判断される成分でも、その量が少ないと医薬品と判断されないこともあります。
薬理作用の期待できない程度の量で、着色着香等を目的とした食品添加物として加えられていることが明確である場合には「医薬品」と判断されないのです。
量が少なすぎたら効果がないとなるわけですね。なので、もしお使いの精力剤に医薬品リストに載っている成分が配合されていても、量が少なければ問題ありません。少なすぎて効果がないと判断され、着色や着香を目的に配合されている物です。
医薬品だと判断される成分でさえ少量だと効果が期待できないのですから、非医薬品などの精力剤に使われる成分だとなおさら少量では効果はないでしょう。
成分(原材料) | 用途 |
---|---|
γ-オリザノール | 酸化防止剤 |
キナ | 苦味料等 |
ゲンチアナ | 苦味料等 |
シコン | 着色料 |
ニガキ | 苦味料等 |
お使いの精力剤を確認してみるのも良いかもしれません。
実際に医薬品が含まれていた精力剤
実は当サイトでも紹介していた「New 2H&2D」から、2015年3月23日に医薬品成分であるタダラフィルが検出され自主回収を行わなければいけない事件が起きました。
医薬品成分が配合していた原因がわからず、安全性が確保できないという理由ですが、医薬品成分が配合されているなんて皆さんが考えている以上に危険なことなんです。New 2H&2Dを飲んだ方からは軽い眩暈や体の節々の痛みなどの副作用が報告されていますが、医薬品成分が原因だったのかもしれません。
一度このような事件が起きるとその会社では買いたくないと思うのが普通ですし、信頼回復は難しいかもしれません。
▼医薬品が含まれていた「New 2H&2D」について▼
「New 2H&2D」自主回収・販売中止のお詫びとお知らせ
どの精力剤がたくさんの素材を配合しているのか
多くの成分が配合されている精力剤をまとめてみました。そうすると、安全な精力剤のほうがあまり素材が配合されていることがわかりました。
素材を配合しすぎて効果が期待できない精力剤
素材が少なく効果が期待できる精力剤
まとめ
精力剤に配合されている原材料や成分が多すぎると、成分1つ1つの量が少なくなり効果が期待できなくなります。
そのため、「成分が多いから凄い!」というようなことは考えなように注意してください。
また、精力剤の中には医薬品成分を配合させている悪徳業者がいる可能性がありますので、購入前にパッケージなどを確認しましょう。それでも、医薬品成分を意図的に隠しながら販売している精力剤もありますので、副作用が報告されている精力剤にはやはり注意してください。